バイク乗りの命を守る最重要ギアであるフルフェイスのヘルメット。頭部全体を覆う構造で、転倒時などに顔面や顎を含む頭部全体を保護します。国内トップブランドのSHOEI（ショウエイ）やArai（アライ）から、イタリアの名門AGV（エージーブイ）、アメリカンテイストのSIMPSON（シンプソン）まで、世界各国の一流メーカーが技術を競い合っています。

使用頻度にかかわらず、購入から5年程度での交換が推奨されています。内装は定期的に洗浄し、シールドは傷や汚れが付いたら交換するなど、適切なメンテナンスが重要です。この記事では、メルカリで人気のモデルをご紹介します。

人気のフルフェイスヘルメットブランド15選

SHOEI（ショウエイ）

1959年の創業以来、日本の誇る職人技術で世界中のライダーから絶大な信頼を得ているSHOEI。代表モデルのX-14は、MotoGPライダーにも愛用され、空力性能と安全性を高次元で両立しています。

最新のベンチレーションシステムによる優れた通気性と、緻密な設計による装着時の快適性も特徴です。

Arai（アライ）

創業者・荒井源一郎氏の"より良いものを作る"という思想を受け継ぎ、一貫して手作りにこだわり続けるArai。看板モデルのRX-7Xは、独自の「R75 Shape」技術により、衝撃を効率的に分散する設計を実現。さらに、複雑な曲面で構成されたシェル形状により、優れた空力特性と静粛性を実現しています。

プロフェッショナルライダーからの信頼も厚く、世界最高峰の品質を誇ります。

OGK（オージーケー）

日本国内で確かな支持を得ているOGKは、高品質かつリーズナブルな価格設定が特徴です。

KABUTO FF-R3は、軽量化と安全性を両立し、初心者からベテランまで幅広い層に支持されています。

独自の内装システムによる優れたフィット感と、効果的なベンチレーション設計による快適な装着感を実現。エントリーモデルながら、上位機種に引けを取らない性能を備えています。

HJC（エイチジェイシー）

韓国発のグローバルブランドHJCは、革新的なデザインと豊富なグラフィックバリエーションで人気を集めています。

RPHA 11は、軽量なカーボン複合素材シェルと先進的な空力設計により、高速走行時の安定性を確保。マーベルやスターウォーズなど、人気キャラクターとのコラボレーションモデルも展開し、個性的なライダーからの支持を得ています。

AGV（エージーブイ）

1947年にイタリアで設立されたAGVは、スタイリッシュなデザインと革新的な技術で世界的な評価を獲得しています。

Pista GP RRは、MotoGPでの経験を活かした究極のレーシングヘルメット。100%カーボンファイバー製シェルによる極限までの軽量化と、風洞実験に基づく空力性能の最適化により、最高峰のパフォーマンスを実現しています。

LEAD（リード工業）

コストパフォーマンスに優れた国産ブランドとして知られるLEAD。STRAX SJシリーズは、初心者ライダーに最適な基本性能を備えています。軽量設計と充実した換気機能により、長時間の着用でも快適に使用できます。また、簡単に着脱できるシールドシステムと洗える内装により、メンテナンス性も考慮。

NEORIDERS（ネオライダース）

デイリーユースに適した実用的なモデルを展開するNEORIDERS。TNK-TX2は、シンプルながら必要十分な機能を備えたスタンダードモデルです。

適度な重量バランスと快適な内装により、通勤通学などの日常的な使用に最適です。ベンチレーションシステムも効率的に設計されており、四季を通じて快適な使用が可能。リーズナブルな価格でありながら、安全性と実用性を両立しています。

YAMAHA（ヤマハ）

世界的なモーターサイクルメーカーとしても知られるYAMAHA。YF-8GMは、長年のレース活動で培った技術を惜しみなく投入した純正ヘルメットです。

空力特性と静粛性を高次元で両立し、高速走行時でも安定した装着感を実現。内装は肌触りの良い素材を採用し、長時間の使用でも快適です。

SIMPSON（シンプソン）

アメリカンスタイルの代名詞として知られるSIMPSON。代表モデルのGHOSTBANDITは、独特の角ばったフォルムと重厚なデザインで、強烈な存在感を放ちます。

FRPシェルの採用により、十分な強度と適度な軽さを両立。ワイドな視界と効果的なベンチレーションシステムにより、実用性も確保。カスタムバイクやアメリカンバイクとの相性は抜群です。

HONDA（ホンダ）

世界最大のモーターサイクルメーカーHONDAの純正ヘルメット。XP512Vは、豊富な二輪車開発経験を活かした実用的な設計が特徴です。

空力性能と静粛性のバランスが取れており、様々な走行シーンで快適に使用できます。内装は吸汗速乾性に優れた素材を採用し、長距離走行時の快適性も確保。安全性と実用性を両立した信頼できる一品です。

Red Bull（レッドブル）

エナジードリンクで知られるRed Bullのライセンス製品。BULL-X1は、レーシーなイメージを強調したスポーティなデザインが特徴です。

軽量なカーボン複合素材を採用し、高い運動性能を実現。レッドブルのコーポレートカラーを基調としたグラフィックは、若いライダーを中心に高い人気を誇ります。

複数のベンチレーションポートによる効果的な空気循環と、快適な内装により、アグレッシブな走りにも対応します。

WINS（ウィンズ）

国内メーカーならではの細やかな品質管理で知られるWINS。FF-COMFORT は、その名の通り装着時の快適性を追求したモデルです。

独自開発の「エアロダイナミック・スタビライザー」により、高速走行時の安定性を確保。内装には消臭機能付きの素材を採用し、長時間使用での快適性を実現。シールドの開閉機構も滑らかで、実用性の高さが特徴です。

ZACK（ザック）

リーズナブルな価格帯で実用的なモデルを展開するZACK。Z-901は、必要十分な基本性能を備えたスタンダードモデルです。

標準装備のピンロックシートにより、曇り止め性能も確保。内装は取り外して洗えるため、衛生面でも安心です。通勤通学などの日常使いに最適な重量バランスと、シンプルながら機能的なデザインが特徴的です。

NOLAN（ノーラン）

イタリアのヘルメットメーカーNOLAN。N87は、革新的な技術と洗練されたデザインを融合させたモデルです。

独自のUltrawide視界システムにより、広い視界を確保。また、先進的なベンチレーションシステムによる優れた通気性と、Clima Comfort内装による快適な装着感を実現しています。

さらに、簡単に着脱可能なシールドシステムにより、メンテナンス性も向上させています。

ICON（アイコン）

アメリカ発のブランドICON。AIRFLITEは、独特の角張ったデザインと大胆なグラフィックが特徴的なモデルです。

ポリカーボネート製シェルによる十分な強度と、効率的なベンチレーションシステムによる優れた通気性を実現。また、ワイドビューのシールドと防曇機能により、クリアな視界を確保。

スポーティなスタイルを好むライダーから高い支持を得ています。

フルフェイスヘルメットの選び方ガイド

最適なヘルメットを選ぶためには、いくつかの重要なポイントがあります。自分に合った製品を見つけるためのガイドラインをご紹介します。

サイズの正しい測り方

頭囲を測定し、各メーカーのサイズ表を参考に選びます。試着時は10分程度装着し、圧迫感や違和感がないか確認することが重要です。

重要な安全規格チェック

日本では国内の安全基準を満たしているマーク「PSCマーク」、国家安全規格「JIS規格」や「SG規格」が定められており、製品にはこれらの認証マークが表示されています。国際的には「ECE規格」「DOT規格」などがあり、各国の基準を満たす高い安全性が保証されています。

快適性を左右する機能

通気性、重量、内装の着脱性、シールドの操作性など、実際の使用時の快適さに関わる要素をチェックします。

シールドは視界を確保する重要な部分です。傷や曇りがないか、開閉がスムーズに行えるかチェックが必要です。また、ヘルメット内部に記載された製造日を確認し、使用期限内であることを確認します。

外装の傷や凹みは、保護性能に影響を与える可能性があります。細かな傷も見逃さないよう注意深く確認しましょう。

理想のフルフェイスヘルメットと出会おう

フルフェイスヘルメットは、バイクライフを安全で快適なものにする重要なギアです。各ブランドの特徴を理解し、自分に合った製品を選ぶことが大切です。

安全規格、サイズ感、快適性など、様々な観点から検討し、長く使える一品を見つけてください。定期的なメンテナンスと適切な時期での交換を心がけることで、安全な走行を楽しむことができます。